憲 法

 「現行日本国憲法を破棄し帝國憲法を復活させろ」

 「九条だけを改正しろ」

 「自主独立憲法を制定する」

 「憲法その物を破棄しろ」 と意見はさまざまだが、個人的には「憲法その物を永久に粉砕する」が好ましい。今現状、我が国は国を護るための憲法ではなく、憲法を守るために国家が在ると思えてしかたがない。

 そもそも日本の憲法は明治二十二年二月十一日(西暦1889年)大日本帝國憲法公布、翌年十一月二十九日施行、        アジア初の近代憲法である。 当時の日本は天皇陛下主権に力を入れているので、プロイセン(ドイツ)憲法(大陸法)が手本となっている。議会力に弱く、君主制に強いプロイセン。また、当時イギリスは      女王陛下の国であるが、王室に実権は無く、 天皇陛下を中心とする体制を希望する日本にとって手本にはならなかった。(イギリスの立憲君主制があまりに素晴らしすぎて参考にならなかったという諸説もある。)イギリスには制度があって、憲法が無い国である。

 

 大陸法…君主権、成文法、条文に明記され決定。

       (大日本帝國憲法)

 英米法…議会権、不文法、条文に不明記で話し合で

       決定。(日本国憲法)

 何れにせよ、日本は同じ島国にイギリスと性質がドイツよりも近いのだが、陛下を取り巻く側近(政府)が絶対君主制にして国家中心を作りたいという思いから、ドイツを手本としたが、しょせん王道政治であり、皇室自体〝シラス〟であり〝ウシハク〟ではないのである。 シラスとは民の声を聴き知る。ウシハクとは独裁的で民を手足のように使うことである。つまり、当時の日本で大陸法には無理があり、そもそも大東亜戦も若い将兵の中で〝開戦やむなし〟の声が上がり国民も開戦だと言い出したのである。陛下はこれが民の声かと知り、自我をこらえられて十二月八日大詔奉戴を詔勅されたのである。

 我が国には五箇條の御誓文がある。

 

      五箇條の御誓文

一、広く会議を興し、万機公論にすべし。

一、上下心を一つにして、盛に経綸を行ふべし。

一、官武一途庶民に至る迄、各其志を遂げ、

   人心をして倦ざらしめん事を要す。

一、旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。

一、智識を世界に求め、大に皇基を振起すべし。

我国未曾有の変革を為んとし、朕躬を以て衆に先じ、天地神明に誓ひ、大に斯国是を定め、万民保全の道を立んとす。衆亦此旨趣に基き協心努力せよ。

 明治元年三月十四日

 佐久間象山の和魂洋才の理念を崩し、大和魂を棄て洋魂洋才国家を建設し、全てに於いて西洋が優れていると西洋化を推し進めた木戸孝允、大久保利通、井上馨、伊藤博文。しかし、五箇條の御誓文ほど我が国家に相応しいものはない。どうしても憲法にこだわるなら、〝広く会議を興し万機公論に決すべし〟の英文法であろう。

 もう二度と陛下を政治利用される時代が到来してはならない!

 もう二度と陛下に軍服を着させる時代が到来してはならない!

 世界に二つと無い皇室、憲法は改正できるが、皇室は改正できない!

 

© 2023 by Don Richards. Proudly created with Wix.com